わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

小説新潮2012年6月号お好みランキング(連載連作の部)

 梅雨モード全開でここのところ雨ばかりです。

 ところで、今月は本誌以外に文庫本を何冊か並行して読んでいました。今、話題の「1Q84」(村上春樹)も全6巻読了しました。その他に、朝井リョウ垣根涼介の新刊文庫。因みに私は文庫本は基本的に当月の新刊を読むようにしています。ただし、当ブログは小説新潮収録作品の感想を書くブログですので、それ以外の作品はあえて書いていません。

 さて、6月号も私の好みの順に連載連作作品をランキングしてみます。いつものようにA群はかなり良かった作品群です。B群も嫌いではありません。C群は好みから外れる作品群です。

 はじめに主な作品の一言コメントです。

 「リカーシブル」(米澤穂信)は先月号は休載していましたが、新たな展開です。常井地区の習俗である歴代のタマナヒメが連続して不審死を遂げていることに関心をもったハルカ。継母が先代タマナヒメ常盤咲良の死に関係しているらしい展開です。継母の連れ子サトルが不審死現場に3歳の時に居た??さて、どのような展開になるのでしょうか。

 「十津川警部 新宮に徐福伝説の謎を追う」(西村京太郎)は十津川警部シリーズでは珍しく古代史を扱っています。始皇帝の命令で徐福が不老長寿の秘薬を求めて日本に来た伝説がモチーフになっています。こういうモチーフは歓迎です。

 「続・寺内貫太郎一家」(烏兎沼佳代)では貫太郎の暴力は激減しています。だいぶ読みやすくなりました。

A群

1位 「沈黙の代償」 真山仁

2位 「Hidden times」 坂東眞砂子

3位 「キアズマ」 近藤史恵

4位 「獅子の城塞」 佐々木譲

5位 「波止場にて」 野中柊

6位 「リカーシブル」 米澤穂信

7位 「十津川警部 新宮に徐福伝説の謎を追う」 西村京太郎(新連載)

8位 「ドンナ ビアンカ」 誉田哲也

9位 「ここからはじまる」 はらだみずき(新連載)

10位 「海峡の絆」 熊谷達也

B群

11位 「月光の誘惑」 赤川次郎

12位 「発熱の午後 ふたつめの庭」 大崎梢

13位 「魔術師の視線」 本多孝好

14位 「神様が降りてくる」 白川道

15位 「貯められない小銭Ⅸ 名前のない古道具屋の夜」 柴田よしき(最終話)

16位 「春風伝―高杉晋作萩花の詩」 葉室麒

17位 「風屋敷の告白・還暦探偵」 藤田宜永

18位 「サンカーラ―この世の断片をたぐり寄せて」 田口ランディ

19位 「島津戦記」 新城カズマ

20位 「宰領」 今野敏

21位 「星夜航行」 飯嶋和一

22位 「べんけい飛脚」 山本一力

23位 「続・寺内貫太郎一家」 烏兎沼佳代

C群

24位 「ほろびぬ姫」 井上荒野