わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

小説新潮2011年3月号連載小説わたしのお好みランキング

A群

1位 「鋼のアリス」 池井戸潤

2位 「夢をみた」 原田マハ

3位 「虚空の冠」 楡周平

4位 「警官の条件」 佐々木譲(最終回)

5位 「冬芽の人」 大沢在昌

6位 「転迷 隠蔽捜査4」 今野敏

B群

7位 「神様が降りてくる」 白川道

8位 「ソロモンの偽証」 宮部みゆき

9位 「明日のマーチ」 石田衣良

10位 「コーヒー、もう一杯」 平安寿子

11位 「星夜航行」 飯嶋和一

12位 「赤猫異聞」 浅田次郎(新連載)

C群

13位 「蓋島伝 長宗我部元親秘録」 荒山徹

14位 「荻窪 小助川医院」 小路幸也

15位 「やなりいなり しゃばけ」 畠中恵

16位 「ハチミツ」 橋本紡

17位 「べんけい飛脚」 山本一力

(説明)

 収録作品には読切連作1つ(「コーヒー、もう一杯」 平安寿子)を含みました。そのため17作品になりました。ただし、特集の中に収録されている読切連作は除いています。

 A群の1位、2位の作品はこれまでにも感想を書きましたが、私の中では特に好みです。S群を設けてもいいくらいです。

 改めて自分の好みを俯瞰しますと、つぎのような傾向があります。 ①取り上げたテーマが私が知らない世界を扱った作品、これは知的な興味をそそります。たとえば警察もの、キュレーターを扱った「夢を見た」です。②ストーリーの展開が早い作品またはわかりやすい作品、たとえば「鋼のアリス」です。③自分の境遇に近いテーマを取り上げている作品で自分を顧みられる機会を与えてくれる作品、たとえば「鋼のアリス」「虚空の冠」です。

 B群も嫌いな作品ではありませんが、あえて自分の中でランキングをつけたらこうなったという程度です。

 C群はどちらかというとあまり好みではない作品群です。傾向としては、A群とはおおよそ逆のパターンで、①ストーリーに動きが少ない作品があげられます。もちろん、動きが少なくても内面描写がしっかり描かれていると満足感が高まるのですが、それがないと好みが下がります。「べんけい飛脚」はストーリー展開がはかどらず、やっと動きが出てきてこれから期待できそうです。②ストーリー展開が荒唐無稽な作品。ありえないようなどんでん返しの展開でもそれなりに必然性があれば納得できますが、それすら省略されていますと好みからは外れます。