わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

木爾チレン「溶けたらしぼんだ」小説新潮2010年6月号

 「第9回女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞作とのことです。官能小説でもこれくらいの水準なら好感が持てます。主人公は地方美大の女子大生であり、同学年の美大生と性愛に発展していくストーリーです。描写は地方の空気を感じさせる素朴な風景とシンクロしながら、地方学生の雰囲気のままに性の描写が展開されます。優秀賞受賞はうなづけました。