わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

平山譲「サッカーボールの音が聞こえる」小説新潮2010年5月号

 2010年3~5月号に集中連載されたノンフィクション小説です。特に4月号の「中編」はブラインドサッカーの日本選手権創設にむけた主人公の困難と苦悩が緊迫感ある描写で展開されており、この展開は圧巻でした。涙が止まりませんでした。 

 5月号の「後編」では実在の日本視覚障害者サッカー協会の創設者のお二人が登場し、小説が事実と重なりあう展開となっています。実在のお二人と関係者のご努力や支えあいに深い感銘を受けました。 

 また、日本視覚障害者サッカー協会のホームページを拝見し、この小説がノンフィクション小説であったことを改めて確認しました。実在の同協会のホームページに写っている選手の皆さんが何と自信に満ちた明るい表情で写っていることでしょう。 

 2010年1月号から5月号までの中で、私のベストワン小説です。