わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

63 藤田宜永

藤田宜永「土産話」小説新潮2017年9月号

藤田氏は老年期を迎えた男性の本人や身内に起こる愛や恋に係る作品を本誌に連作しています。「恋物語」(2016年5月号)、「見えない再会」(2017年1月号)、「白いシャクナゲ」(2017年7月号)と続き、今回の作品となりました。 いずれの主人…

藤田宜永「見えない再会」小説新潮2017年1月号

この作品は前作(「恋物語」小説新潮2016年5月号)の連作となったようです。作者と同年齢男性の過去の恋をモチーフにして、老齢期に入った男性のこれからの生き方を描く作品群になるように思います。 今回の作品は本誌1月号の巻頭小説でした。主人公の平間…

藤田宜永「恋物語」小説新潮2016年5月号

今月号の特集は、「青の時代―大人のための青春小説」として、9編の作品が収録されていました。作品は大きく分けて、現在を青春時代ととらえて展開している作品と、過去の青春時代を回想している作品に分かれていました。 私が今回の特集でもっとも好いと感…