わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

61 橋本紡

橋本紡「ハチミツ」(第6回)小説新潮2011年7月号

この物語はキャリアウーマンの長女・澪(みお)、美人で頭は良いが緻密なことが苦手で男に無防備な二女・環(たまき)、高校生で家事をこなす三女、事実上の主人公の杏(あん)の異母三姉妹を中心とした作品です。 これまでは状況説明の必要からだったと思い…

橋本紡「ハチミツ」(第5回)小説新潮2011年6月号

この作品は3人の異母姉妹の日常を描いた作品です。ただ、なぜ3人姉妹を描かなければならないのか必然性が感じられません。NHK大河ドラマの「江」に触発されたのでしょうか。3人のそれぞれの出来ごとを別々の章で描いて集めているだけの印象です。 6月…

橋本紡「蝶」小説新潮2010年10月号

この作品はかなり編集者の意図にそった作品に仕上がっていたと思いました。 主人公の宮本はフォーシーズンズホテルのラウンジからスコールのような雨を見て、「蝶がいる」と独り言をいうところから、紀伊半島での高校時代の記憶が展開されます。千紗との淡い…