わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

35 曽野綾子

曽野綾子「天山の小さな春」小説新潮2012年1月号

曽野氏ご自身や担当編集者はこの作品をどのように評価しているのでしょうか。私は大いに不満足です。全体が4つに分断されてしまってまとまりがありません。 1つは書き出しです。「私ぐらいの年になると」一種の思い込みで自分と同年代の人としか付き合えな…

曽野綾子「無口」小説新潮2011年1月号

プロローグでは、近所にできた円藤デンタル・クリニックに通院することになった「私」が円藤医師からアフリカのコンゴの話を聞かされることから始まります。話は医学生時代に行き詰りコンゴに逃避行した時のことです。 その後、物語はコンゴでのエボラ出血熱…