わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

31 さだまさし

さだまさし「空蝉風土記 金沢・夜神、または阿神吽神」小説新潮2011年7月号

前回の第1作は、「はかぼんさん」という不思議な習俗を京都の風情と織り交ぜてミステリアスに仕上げていて結末に唖然とし、作者の力量に驚嘆しました。 今月号は第2作目です。今月の習俗は、石川県の旧畔神(あぜがみ)村で数百年前から行われている漂着物…

さだまさし「空蝉風土記 京都・はかぼんさん」小説新潮2011年5月号

今月号には新連載・シリーズが3作ありました。そのうち一番印象に残ったのが、「空蝉風土記―京都・はかぼんさん」(さだまさし)です。 物語は、白装束の中学生の水死体から始まります。京都の2人の友人は水死体は「はかぼんさん」が原因とぽつりと言い合…