わたしの小説新潮日記

小説新潮の感想を中心としたブログです

25 越谷オサム

越谷オサム「名島橋貨物列車クラブ」小説新潮2019年6月号

この作品は、はじめに「貨物列車の思い出」という小学生風の作文が載っています。これは主人公の原颯太(はら そうた)が小学校の卒業文集に提出した作文です。 しかし、颯太はこの作文が卒業文集に載るのは気持ち悪いと思っています。なぜなら、この作文は…

越谷オサム「やまびこ」小説新潮2018年6月号

今月号で最も印象に残った作品です。「鉄道」特集のテーマを受けて、作者はやまびこ号での車中の出来事を主人公の過去と現在に絡めて、旅情たっぷりに描いています。 主人公は佐々木真人。40歳ぐらいの生命保険会社の支店長です。真人は父親の葬儀のために…